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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第八章 新魔王編
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515 亡命者2

 「で、どうなさるんですか大浩宇ダー・ハオ・ユー様」


 「一応は答えは決まっているが、本国に問い合わせてみる」

 

 「しかしまあ、節操がないというか、

この間戦争をした国に助けを求めてくるとは・・」


 「どうせ助けたところで、恩を仇で返す国だ、

揉めても困るので、無視が一番だ」


 「しかし、周りが皆逃げ出したとは、

よほど皇太子は人望が無いんですね」


 「噂では、箸より重いものは持ったことが、

ないと言われているからなあ・・」


 「ただ、あの国は土地は肥沃で作物は良く育つ、

場合によっては、侵攻して我が領土にとかいう輩がいそうだ」


     ★  ★  ★  


 モルゴン国境近くのジンギギスタン共和国の宿屋。


 「ここですかい、皇太子がいるかもしれないと噂の宿屋は」


 「皇太子の首には、教会から賞金が掛けられているからなぁ」


 その頃、皇太子は宿屋と揉めていた。


 「なんだこの不味い飯は、金は払ったであろう」


 「内戦状態なんだ、食べられるだけでもありがたいと思え」

 「嫌なら、出て行ってもらっても構わねえ」


 おいおい、噂をすれば何とやらだ。


 「おじさん、そいつのしつけは俺たちに任せてくれないか」


 やばいと思ったのか、皇太子は逃げ出したが、

外にいた仲間に捕まった。


 「何をする」


 「大人しく一緒に来てもらおうか」


 こうして皇太子は連れ去られ、その後の消息は不明になった。

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