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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第八章 新魔王編
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511 インブラの宿屋4

 今俺は、インブラの宿屋に来ている。


 いやー・・嫌な予感はしていたんだよな・・。


 うちのホテルの食事は、バイキングで残ったものを、

捨てるのがもったいないということで、

それを従業員は食べることができる。


 ライブキッチン以外の物は結構残る、

自慢ではないが、この星の食事にしてはかなり良い方だろう。


 そんな物を食べ付けていたわけだから、

王都周辺の固いパンとかは食べ付けないだろう。


 案の定行ってみたら、泣きつかれた。


 「星野さん、早く私たちを戻してください」

 「変な虫は居るわ、食事は不味いわで何とかしてください」


 そんなこともあろうかと、アレーナ領主より書状を貰って来た、

俺は、2人にその書状を渡した。


 書状を開けてみた2人は、地獄に落とされたような顔をしていた。


 書状の中身は、「仕事を全うすべし、それまでは帰ってくるな」、

といった内容が書かれてあった。


 「そんなぁ・・・、星野さん何とかしてくださいよ」


 「そうは言っても領主の命令だからなあ・・」

 「後輩に仕事を早く覚えてもらえれば、

2~3週間で帰ってこれるだろうから、それまでの辛抱だ!」


 「えー、プリン食べたいです」


 「でも、領主の命令に逆らったら一生うちには戻ってこれないぞ」


 「私からも、よろしくお願いします」と料理人ジョエルが言った。


 あまりに悲壮感が漂っていたので、俺は一つの提案をしてやった。


 「しょうがない、ダンレンジを1台貸し出してやる」

 「但し、商品は10品目までだ」


 料理人ジョエルと2人が相談をして、生ものに決まった。


 牛ステーキ肉、豚ロース肉、合い挽き肉、ベーコン、ソーセージ、

鳥もも肉、鳥むね肉、生卵、食パン、プリンである。


 調味料は、別に蔵みたいのを作り、そこにまとめて保管することになった。


 はあ、だからやりたくはなかったんだよなぁ・・、

まあジョエルがやる気満々だから協力してやるか・・。

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