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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第八章 新魔王編
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509 秋支度

 うちのセブンスターダンジョンも、ぼちぼち秋支度だ。


 子供たちの夏休みも終わり、新学期を迎える。


 夏の間に問題があったのは2点、交通事故といじめだ。


 先ずは、交通事故の件だ。


 当ダンジョンでは、子供たちに電動アシスト付き自転車を、

無料で貸し出している。


 電動アシスト付き自転車は、それなりには速度が出る、

元気の良い子供が走れば競争レースまがいもする。


 今回は、商人との人身事故である。


 双方ともに怪我は軽症だが、俺とタチアナお嬢様で、

商人の方にはお詫びとお見舞金を渡して示談となった。


 ただ、これがプライドの高い貴族とかになると、

そうもいかないだろう。


 なんせ自転車なんぞが道を走っているのは、ここしかない。


 そこで俺とタチアナお嬢様で、今後の方針を話し合った。


 ヘルメッとを被るのは義務付けと、競争レースは禁止、

紋章の入った貴族の馬車近辺では、自転車から降りて手で押す、

守れない生徒は、暫く自転車を没収と言うことになった。


 かなり厳しいが、暫くはこれで様子見だ。


 もう一つは、いじめだ。


 モルゴンの子供たちは、言葉が違うのと、

お国柄による考え方の相違から、

結構ルガトルポ公国と軋轢を生じていた。


 ある時、モルゴンの子供が道に迷って?

うちのモンちゃんたちにあった時から事態は急転した。


 半べそをかきながら歩いているところに、

テラミノタウロスの松坂が「どうしたのだ」と声を掛けたら、

最初はビビッていたらしいが、言葉が通じた安心からか仲良くなった。


 ひょんなことから、ルガトルポの子供たちに、

「お友達を紹介するね」と、松坂を紹介してから、

一切いじられなくなったそうだ。


 松坂が脅したかは定かではないが、結果オーライで、

仲良くなってくれればそれでいいか。

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