050 ダンジョン候補地
さて、一応ダンジョンマスターになることを、
了承したのだから、どこかにダンジョンを作るか、
そろそろ決めないといけない。
この星のマナの性質上、暑かったり、寒すぎたりは、
マナの集配上、不向きらしい。
おしいところは、もう先人により取られているみたいだ。
でも、俺の場合、そんなの全く関係ない。
この星のすべてのダンジョンが、
この星から発生するマナに依存するのにたいして。
俺の場合は、外宇宙から供給されるマナで、
ダンジョンだろうが、街だろうが作ることができる、
しかも、原資はたぶん無限大! 超チートである。
さて、そろそろ外に出て、候補地を決めようかとしたら、
なにやら、ドアの外が騒がしい。
そろそろお昼なので、花を替えにくる婦女子が来る時間か。
探査してみると、10人はいそうだ、
やばいケーキを10個以上用意しないと・・。
今回は、アメリカンチェリーのシュークリームにしてみた、
ちょっとお高いが、バク・・、コピーした俺には関係ない、
ドアを開けると、そこには10人の婦女子が居た。
「お花を替えに来ました」
おいおい、花を替えるのに、そんなにいっぱい人いらんだろ・・。
「じゃあ、これお礼ね、生ものだから、早く食べてね、余ったら適当に配って」
婦女子たちは、「キャー」とかいうと、
お礼を受け取り、一目散に消えて行った。
さて、外に出て候補地をまじめに探そう。