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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第八章 新魔王編
503/518

502 インチョキ教2

 ジンギギスタン共和国のインチョキ教の、

異教徒狩りの噂は、ジンギギスタンの辺境の難民のリーダー、

ビロン・チチパスの耳にも入ってきた。


 「異教徒狩りだと、バカなことを!」


 その噂は、辺境伯の耳にも入ったようで、

辺境伯から提案があった。


 「そっちの耳にも入っているだろうが、異教徒狩りは許しがたい」

 「名ばかりの資金集めだ、そこで提案をしたい」


 「私が懇意にしている、豪商、貴族に声を掛けたいと思う」

 「ただ、協力を申し出た豪商、貴族に関しては、

領地と金銭の安堵を約束していただきたい」


 「提案は分かった、しかし上手くいくのか?」


 「我が組織ギルドに入っている情報だと、

王都近辺の諸侯は、献金を拒否したものは例外なく、

異教徒とされ、殺されているそうだ」


 「一時は、優勢だった次男派だが、

現在は戦火を免れるため王都から脱出したようだ」


 「この件は重要なので、俺の一存では決められない、

返答は少し待って欲しい」


      ★  ★  ★ 


 「リーダーどうするんですか?」


 「俺は、この提案を受けようと思う」

 「理由は、俺たちは一度負けており数が少ない」

 「それに、仮面の男もそれを望んでいるだろうからな」


 「リーダーは、あの仮面の男の正体が誰だか分かるのですか?」


 「あれは、ドラゴン・ヨンだ!」

 「理由は、魔法障壁が施されており、盗むことは不可能な、

魔導保管庫から盗むことができるのは、唯一、

自らマナを吸収できる、ドラゴンのロンかヨンしかいない」

 

 「ロンは自分のダンジョンの管理があるから、答えはヨンしかない」


 「そう言われると合点がいきますな」


 「ドラゴン教なら、貴族たちとの共存共栄は可能だ」

 「なにより、ドラゴン教が後ろ盾なら動きやすい」


 「分かりました、提案に乗りましょう」 


 「後は辺境伯のがんばりに期待をしよう」

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