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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第八章 新魔王編
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492 戒厳令9

 「ムンフエルデネ・プレブドルジ様、アマラーの屋敷には、

それらしき宝物はございませんでした」


 「何だと、それはまずいな」

 「やつのメイド、ジェスタを呼んで参れ」


 ジェスタは、第一皇子の前に、引っ張り出された。


 「ジェスタよ、アマラーの屋敷にはそれらしき宝物は、

無かったと報告が入っているのだが、どうするのだ」


 「いえ、そのようなはずはありません、私は確かに、

アマラー様の部屋にあった、黄金色に輝く剣を見ました」

 「ひょっとしたら、アマラー様は私が密告をするのに、

気づいていたみたいで、どこかに移動させたのかも知れません」


 「どこに移動したか、予想はつくか?」


 「第一騎士団と執事が色々話していたみたいですから、

その近辺が怪しいかと思います」


 「よし、それでは三人虎を成すでいくか」

 (三人虎を成す:事実でなくても、多くの人がそうだと言えば、

事実だと思われるようになることのたとえ)


 「よし、あと2~3人見繕ってでっち上げろ」

 

 ちょうどその頃、第一騎士団がプレブドルジ邸に到着した。


 「新親衛隊長とジェスタをこちらに、お引渡し願いたい」


 「それは、承服いたしかねる」


 「何故でございますかな?」


 「それは、貴殿らが査察に入る前に、宝物を持ち出しをするのを、

見たものが、多数いるからだ」

 「その中には、国宝の王金オリハルコンの剣もあったと報告が入っている」


 (王金:真鍮で亜鉛の含有量が25%以上の物)


 「あらぬ疑いを、何度も着せられては、当方も黙ってはおけません、

アマラー様に、ご報告をさせてもらいます」


 第一騎士団隊長は、第二皇子アマラーに報告をした。


 「そうか、開き直ってきたか、いいだろう受けてやろう」

 「向こうは、金欠だ、引き抜けるだけ引き抜いて、手足をもいでやる、フフフ」

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