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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第八章 新魔王編
489/518

488 戒厳令5

 ヤシリギ共和国王宮。


 「ミハイル・アスプガリス宰相、ルガトルポ公国より、

親書が来ております」


 「分かった」


 宰相は、渡された親書を見て驚いていた。


 「いかがされました宰相閣下」


 「読んでみろ」


 「貴国の国境に不法滞在していた難民は、自国に帰還したようだ、

至急詳細を確認されたし」


 「え、これが事実だとすると、徴兵・・いや義勇兵はいらないのでわ」


 「兵糧が足りないと思ったのか、こちらに恐怖したのかは、

分からんが、一か八か国に戻ったようだな」


 「至急、確認をせねばなるまい」


 王宮から、視察団を派遣しようとしていたところ、

国境を監視するために放っていた隠密から連絡が入った。


 理由は分からないが、急遽国境の砦に居た難民は、

すべてジンギギスタンに帰って行ったらしい。


 現在、砦はもぬけの殻らしい。


 「戻ってきても困るからな、早急に軍を派遣して、砦を占拠しろ」


 「はは、急ぎそのように手配いたします」


 しかし、集めた徴兵・・いや義勇兵と金は返さないと、

各諸侯がうるさいだろうな、ラリス・アトラス辺境伯の親類縁者からだけは、

迷惑料として徴収しておくか。


 後は、あの領地をどうするかだな、一戦もせず逃げ出した様なやつを、

また領主にするのは避けたい、暫くは直轄領にしておくか。


 それにしても、我が国より先に情報を仕入れているとは、

さすがはルガトルポ公国、侮りがたし。

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