047 ふたたびセルゲイさんへ
お土産をいっぱい買ってきた俺は、再びセルゲイさんの元を訪ねた。
協会も寒いけど、こちらも負けずに寒い。
なんでも暑い所は、マナの動きが活発で、マナを集配しずらいんだと。
モスクワ・ダンジョンについた、俺は衛兵にカードを見せた。
カードといっても、ほぼ名刺でギルドの判が押してあるだけ、
なんでもすぐボロクなるので、作り直すため金が掛かるそうだ。
「おお、兄ちゃん、今日はちゃんと装備してるね」
「結構危険そうなので、今日はきっちり装備してきました」
「その心構えは結構、危なくなったら逃げるんだぞ」
モスクワ・ダンジョンに入ると、スライムに出くわした。
ん、スライム?、ゴブリンではないのか?、でもなんかかわいい。
スライムが体当たりをしてきた、ん、攻撃なのか?
服とかを溶かす、酸弾攻撃はないのか?
しばらく俺を攻撃していた、スライムだったが、
攻撃が効かないので退散をしていった。
あ、そうだセルゲイさんから、うちのダンジョンに来たら、
白い旗を振れと言われたな、うちのモンスターに白い旗は、
非攻撃の教育してるし、モンスターからも思念が入るから、
それでわかると・・。
なんか負けたみたいでいやだが、しょうがない。
白旗を振ったら、すぐセルゲイさんが来てくれた。
「おお、ずいぶん早い、再訪だな、なんかあったのかな?」
「セルゲイさんのおかげで、地球へ帰ることができました、
お土産買って来ましたので、後で渡しますね」