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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第八章 新魔王編
473/518

472 新魔王

 弱り目に祟り目とはまさにこのことだろう。


 黒猫のタンゴさんより、連絡が入ってきた。


 アニベロス共和国の教会が、新魔王の復活が近いので、

争っていた、アチアクロとリガンハに無期限停戦を申し入れ、

これが受諾され、また同盟が復活したそうだ。


 「はあ? 魔王復活? 新魔王なにそれ?」 


 詳しい話が見えないので、俺は黒猫のタンゴさんのとこへ向かった。


     ☆  ☆  ☆


 話はちょっと戻って、アニベロス共和国教会の演説。


 「神よりの神託があり、勇者と相打ちになった魔王が近く復活する」

 「魔王はいにしえの秘術、輪廻転生を使い、獣人として復活する」


 「アリダリアの獣人は、そのことを知っているが隠している」

 「世界が魔王の恐怖に満たされる前に、対応しなければならない」


 「ひとまず、人同士が争っているのはやめ、魔王対策を急がねばならない」


 「幸い、神は我々を見捨てなかった、新たなる神のしもべ、

勇者タキシード・ヒーローをつかわされた」

 

 「新たなる勇者を紹介しよう」


 「今ご紹介頂いた、タキシード・ヒーローです」

 「朝起きると、目の前に神が立っており」

 「近く魔王が復活する、お前と仲間に神聖なる力を与えよう」

 「そして邪悪なる魔王の復活をみごと阻止して見せよ」


 「と言って、目の前から消え去りました」

 「その時に、枕元に聖剣エクスカリパーが置かれていました」

 「これが聖剣エクスカリパーです」


 そう言って、新勇者は剣を抜いて見せた。


 周りにいた観衆からは、


 「おお、すごい聖なる波動だ、さすがは聖剣」

 「なんと神々しい、これがあれば魔王も怖くない」


 聴衆からは、こんな声が聞こえた、もちろん教会によるサクラだ。


 こうして、アルダリアの獣人討伐が決まった。

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