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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第七章 ドラゴン夏祭り
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468 ダチョウシート

 王家から勅命は下ったが、具体的な数字は、

相当もめているようで、決まってはいなかった。


 俺は、前回やり残したことをしに地球に来ている。


 前回は、食い意地がはっているせいか、

食い物ばかりを仕入れてきて、秋・冬物の仕込を忘れた。


 今回は、ちゃんとユ○クロの秋・冬物も仕入れたし、

何故だか、赤身の美味いと評判の都萬牛とまんぎゅうや、

脂がさらっとして融点の低い但馬玄たじまぐろも、

入手することができた。


 あまりに美味そうな物が手に入ったので、

実体化しなければ、腹は減らないのだが、

なんとなく食事をしたくなったので実体化した。


 幸い、お馬さんたちから貰った金もまだある。


 高級寿司店でもいいのだが、一見いちげんさんお断り、

みたいなとこもあり、入りずらい。


 まあ、最近は回転寿司もレベルが上がって、結構美味しい。


 とある回転寿司のチェーンに行って、変わった物を見た。


 「当店は、ダチョウシートにより、コロナ感染を、

毎日チェックしております、安心してお召し上がりください」


 はあ? ダチョウシートて何? 久々に地球に帰ってみると、

そんなものが流行っているのか?


 「店員さん、ダチョウシートて何?」

 

 「ダチョウシートは、正確にはダチョウ抗体担持フィルターて、

言うらしいんですよ」


 「このダチョウ抗体て言うのが曲者で、このシートに染み込ませた、

ダチョウ抗体にスマートフォンのLED光を当てると、

ウィルスの可視化が出来るんですよ」


 「つまり、店内の中の空気がウィルスで汚染されていた場合、

このシートにウィルスが貼り付いて、蛍光抗体法とかいうので、

判るという仕組みらしいです」


 「京都府立大学 学長が作ったらしく、

産学官連携推進功労賞も獲っていますよ」


 ふーん、そうなのか、100%安全とは言えないだろうけど、

どこかの評論家や店舗が、マスクをしてなくても感染する科学的根拠はない、

とか言っているよりかは、ましか。


 まあ、いずれにしろ早く収束をすることを望もう。


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