044 婦女子が攻めてきた
部屋の中で、少し休みをとろうとしていると、
ドアをノックする音がした。
ドアを開けると、そこには多くの婦女子と男性がいた。
男性職員もいたのね・・、で開口一番。
「あの、シーキュブってなんですか?」
「あ、シューキューブね、どう美味しかったでしょ」
「美味しかったとかじゃありません、私が食べた中で1番です」
「あれはどこで手に入れたのですか?」
「お願いすれば、また手に入れることは、できるのですか?」
あ、しまった婦女子のご機嫌をとるには最適なんだけど・・、
その後が大変なの忘れていた、お願いすればタダだと思われるし。
「あれは、結構入手困難でして、やっとのことで手に入れたんですよ」
「そうなんですか、実はバリビューンさんが食べ損なってまして、
あと1個あったら、お願いしたいのですが・・」
おいおい、ちゃんと分けろよ、まあ俺の頭の中に、
パーティクルデーターとして残っているから、何時でも出せるんだけど。
「そうよ、なんで私の分だけないの」とバリビューンさんが文句を言ってきた。
まあここは、ダブラスさんに貸しを作っておくのも悪くはないか・・。
「わかりました、部屋からとってきますね」
その場でも出せるのだが、秘密にしておいた方がよさそうなので、
この場をは、ごまかしつくろっておこう。
とりあえず、6個入り1箱を、バリビューンさんに渡したら、
満面の笑顔だった。