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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第七章 ドラゴン夏祭り
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445 ガエウ再来2

 「ところで、ガエウさん、飯食い終わったら、

領地に帰るんですよね」


 「いや、帰らんぞ、領地の統治は息子に任せた」

 「妻も、こっちが気に入ったので、落ち着き次第来るそうだ」


 はあ? 別に来なくていいんだが・・。


 「なんでも、暖かい水に浸かると、疲れが取れて最高らしい」


 温かい水? 風呂のことか。


 「それでしたら、わざわざこちらに来なくても、

入ることは出来ますよ」


 「このあいだ領地に作った、寄宿舎というところに、

男用と女用のちょっと小さめですが、風呂がありますから」


 「なに、それは誠か?」


 「はい、ですので侯爵もお帰りになった方がよろしいかと」


 「そうはいっても、我が領地は夏季で蚊がいっぱいいて、

刺されると痒いからなあ」


 「それでしたら、蚊取り線香を売ってあげますので、

ぜひ領地にお戻りなって試してください」


 「カトリセンコウ? なんじゃそれ?」


 「蚊を寄せ付けない煙を出すものですよ」


 「そんなものがあるのか?」

 「それなら、それを息子に送ってやるか」


 うわ、絶対帰る気ないよ。


 「それで、あの寄宿舎とやらはどうするのだ」


 「もう、用がなくなったので取り壊そうかと・・」


 「そりゃ勿体無い、風呂とかいうのもあるのだろう、

元は宿泊施設のはずだから、うちが責任を持って、

宿屋として再利用しよう」

 

 「分りました、うちの領主が許可を出したら協力しましょう」


 まあ、メリットがないから領主は、許可出さないだろうな。


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