表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第七章 ドラゴン夏祭り
445/518

444 ガエウ再来

 来なくてもいい人が、やっぱりやって来た、

そう、ガエウ侯爵である。


 しかも、現れるのは決まって試食とかしている時が多い。


 今回も、ステーキの試食をしている時に現れた。


 実は、前回のとんかつ屋から、地球の名店からのコピーでなく、

生肉からの調理をした物を出している。


 勿論生肉そのものは、地球産であるが、

スーパーで買ったものも、うまく調理すれば美味しくなる、

といった趣旨からである。


 アレーナ辺境伯の調理人エウゼビオとリタ女将の旦那の、

ジョアンの合作コラボである。


 とんかつ屋の豚は、いろいろ迷ったが、

や○ゆりポークにしてみた。


 そして牛肉の今回は、ホルスタイン種と黒毛和牛を掛け合わせた、

交雑種牛だ。


 マナの消費量は、ほぼ同じと考えられるから、

ブランド牛を出せばと考えられるが、

あまり贅沢をさせると癖になると思い、適当なところにしている。


 で、今回のステーキの調理法だが、肉を常温に戻す、

あらかじめ塩・コショウ、フライパンに入れたら強火で○秒はしない。


 では、どうするか?肉をオリーブオイルでまぶして、

冷たいまま焼くのである、オリーブオイルは油質が違うので、

中まで浸透しないのである。


 ここでポイントなのは、肉に火が入ったかどうかである、

脂が下まで落ちると、フライパンの表面に満点の星のように、

ぽつぽつとキツネ色のメーラード反応が現れる。


 ここで肉を返し、片面だけ焼き色をしっかり付けたら終わり、

あとは、食べる直前に塩を振るか、わさび醤油で食べる。


 通説より遥かに簡単で、一般向けだ。


 自称食通のガエウ侯爵に、ランチで出す予定の200gの、

サーロインを、小笠原の島塩で食わせてやった。


 ガエウは、「美味い美味い」とバクバク食っていた。


 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ