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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第七章 ドラゴン夏祭り
441/518

440 武闘大会本選

 昨日は無事、魔法使いユンケが優勝したが、

本日は、武闘大会である。


 面子を潰された、王都軍は雪辱のため、

相当気合が入っているようだ。


 幸い、優勝候補の王立騎士団副団長とは、

くじ運よく、決勝まで当たらない。


 王立騎士団副団長は、重装装備ながら、

わりと軽快な動き、閃光攻撃ラッシュで、

相手を翻弄している。


 それに対して、戦士チェンシーは、

相手の攻撃を、上手く受け流して、

場外勝ちを収めている。


 予想通り、こちらも決勝は、

王立騎士団副団長VS戦士チェンシーという組み合わせになった。


 王立騎士団副団長は、開始と同時に閃光攻撃ラッシュを仕掛けてきた。


 チェンシーはのらりくらりと、上手く受け流していた。


 副団長が左に持った盾で、押し込んできたところ、

チェンシーは、左にかわした。


 副団長は待ってましたとばかりに、右手の剣を振りかざしてきた。


 チェンシーは、それを籠手の付いた手で受け止めて、

剣を引き寄せた、剣を取られまいと踏ん張ったところに、

剣を押し返し、上手く均衡バランスを崩した。


 そこに、大内狩りを決め、浴びせ倒した、

浴びせ倒をされた、副団長は、倒された勢いで、剣と盾を手放してしまった。


 左手でパンチを繰り出した副団長だったが、上手くかわされ、

なんと右手を腕ひしぎ十字固めされてしまった。


 重装装備は約40kgと重く、さらに腕ひしぎ十字固めを、

完全に決められては、もう起き上がることは出来ない。


 足を大きく開いて、瞬時にねじる返し技もあるが、

おそらくは知らないし、知っていても無理だろう。


 このまま、腕を折ってもよかったんだが、

チェンシーはそれを良しとはしなかった。


 技を解かれた副団長は、潔く負けを認め、

チェンシーの優勝となった。


 うちの2人共優勝できたから、今晩は祝勝会をやってやるか。

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