043 おみやげ
惑星キョウへ戻ってきた。
もちろん、お土産満載である、ロシアのお土産は、もちろんなこと、
日本の物も多種にわたり持って来た。
もちろん、金を払って買ったものは、極少数・・
パーティクルコピーの魔法で、手当たり次第コピーしまくった。
一つ判ったことがあった、無機物は100%そのままなのだが、
有機物は、即死、つまり魂の入っていない抜け殻であることが、判った。
俺は、協会に戻ってきて、とりあえず俺にあてがわれている部屋に入ろうとしたら、
ダブラスさんに見つかった。
「あ、星野さん、どこ行ってたんですか、結構みんな探したんですよ」
「いやー野暮用で、ちょっと近くまで行っていたんだ、ハハハ」
「あ、そうそう、これお土産」
「お土産?」
「シューキューブっていう、お菓子なんだ、
1箱6個入っているから、2箱位で他の人の分、たりるかな?」
「菓子ですか?」
さっきまで不機嫌そうだったが、顔色が変わった。
やっぱ、女子には甘味だよ、これ鉄則。
「でわ、早速みんなで、頂かせてもらいますね」
実体化していると、腹も減るし、疲労もするみたいだ、
俺は、部屋に戻り、休みをとる事にした。