437 魔導大会予選
本日は、魔法使いユンケが出場する、
魔導大会の予選日だ。
先生と生徒は、ガエウが自領を観光案内してくれるそうだ、
ピクニックみたいなもんだろうから、
サンドイッチを多量に用意してやった。
正直本日の予選通過は、新人戦を見る限りでは、
楽勝なんだが、三味線を弾くか迷った。
魔導大会は、魔導具の使用は許可されている、
というより、使用しないと大会として成り立たない。
うちのモンちゃんたちみたいに、
体内に魔石があれば別だが、人間にはない。
したがって内部の極少量のマナを増幅させないといけない。
魔法の杖とか、魔法の指輪を使うこととなる。
今回うちの魔法使いユンケが使う魔導具は、
ベ○ッタ シルバーピジョン スポーティング散弾銃と、
M32グ○ネードランチャー回転銃である。
ベ○ッタ シルバーピジョン スポーティング散弾銃は、
クレー射撃とかに使われている銃である。
目標固定ならこれでいけるはずである。
万が一後れを取るなら、自動照準機能を備えた、
ト○ッキングポイント社のXS1リナックスも用意してある。
魔法破壊は、通常のグレネード弾で何とかなるはずだが、
万が一の場合、焼夷弾とヘルハウンドも用意してある。
魔法射的では、固定10m全命中、固定25m9/10命中、
投擲5/10だった。
もちろん予選では、2位にダブルスコアをつけてトップだった。
焦ったのが、毎回優勝している、王立筆頭魔導士である、
魔法破壊では、気合と根性で、濡れた藁人形を粉砕して見せた。
正確さには欠けるが威力では勝ったとばかりの、ドヤ顔である。
決勝戦はこの2人の争いになりそうなので、
弾を変えるかユンケと相談をしよう。