421 スーパーばあさん2
私は、寝床から起き上がると、凄く体が軽かった。
手で歯の感触を確かめながら、部屋を見回すと、
なんと窓と鏡があることに気付いた。
私は、鏡の前に行き、笑って見ると、白い歯がこぼれた。
ほっとしたら、喉が渇いておなかが減ってきた、
部屋をうろうろしていると、管理人が気付いてくれたみたいだ。
「あら、お目覚めですか、体でどこか異常はありませんか?」
「いえ、とっても体が軽いです」
「それでしたら、おなかも減っているでしょうから、
食堂で食事をしましょう」
「問題なければ、付いて来て下さいね」
「しかし、よく寝てましたね、昨日の夕方に来て、
もうお昼ですよ」
「あ、私の名前まだ言ってなかったわね」
「私の名は、チェンシ・エンゲン、今はここの副院長をやってるわ」
「私は、シルビアです」
「しかし、上級ポーションは、やっぱ効くわね」
「来た時より、10歳は若く見えるわ」
「私も、ダンマスに言って貰っておこうかしら」
「いきなり、冷たい水だとあれだから、常温の水」
「ありがとうございます」「美味しい」
「はい、もう一杯どうぞ」
「特に問題はなさそうだから、弁当持ってくるわね」
弁当? 何それ? と思っていると、若い女性を2人連れてきた。
「はい、お待ちどうさま、これが弁当ね、今日は和風にしといたわ」
「彼女が昨日ダンマスが連れてきた人ですか?」
「あ、私はここの職員のチィツア」
「で、こっちがシュン、私たち元冒険者で組織組んでたの」
「あ、シルビアです、よろしくです」
「あ、和風弁当、中身が変わっている」
「あのダンマス、顔に似合わず色々変えてくれるのよね」
その後、色々話が盛り上がり、私はこの病院とかいう所で働くことになった。