419 スカンク銃
俺は、久々にモルゴンに来ている。
大浩宇に合って、まずは領地の進展状況と、
通称スカンク銃の回収である。
一応、ダンレンジとスカンク銃は、GPSコムトラックス、
に似たシステムが導入されており、位置、稼動状況が分る。
大浩宇に渡した銃は、全部で100丁、
保管してあった99丁と、スカンク弾を回収した。
残りの1丁は、元大三元帝国にあり、
ご丁寧に博物館に革命の証として展示されていた。
もちろん、そちらも回収させてもらった。
スカンク弾には、GPS付いていないので、
多少は残っているかもしれないが、まあしょうがないか。
最初は、大浩宇が回収を躊躇したが、
ジンギギスタンの内戦は、ほぼ両族の勝利に終わり、
残党処理に忙しく、攻めには来ないだろうからと納得させた。
しかし、あのジンギギスタンは要注意の国である、
なにせ、他国からの侵略によりダンジョンが潰れたのではなく、
自国で、気に入らないからと、2度も潰してしまった前科がある。
特にやばいのは、シャンヒー教である。
現世は仮であり、死んだ後に極楽が待っている、
極楽に行けるかは、仮の現世でのシャンヒー教に対する、
貢献度で決まるとか言ってるし・・。
暫らくは、様子見で放置するしかないか・・。
まあ、大浩宇には、困った時は助けに来るから、
と言っておいた、そうならないことを願おう。
折角モルゴンに来たので、クンリョウ、ダンジョンマスターと、
魔物のゴホちゃんに挨拶をして帰ってきた。