403 星野暗殺計画4
俺たち一行は、もうちょっと近くで見るべく近づいた。
「んー、人が魔物の遊んでいるのを、
なんか応援しているみたいだ」
「なんか強そうな魔物が怖くないのかしら?」
「あんまり、見たことはないが、魔物調教師とかが、
調教でもしているのか?」
「おい、あそこにいるのは、勇者の一員のチェンシーじゃないか?」
「おお、そうだ、前に一緒に組んだことあるから間違いねえ」
「でも、なんでこんな所に1人でいるんだ?」
「あいつ、確か戦士で、魔物調教師に転職したのか?」
「とりあえず、顔バレするのは不味いな」
「そうね、この場は見つからないように退散しましょう」
一行は、セブンスターダンジョンの目抜き通りに向かった。
「すごいわね、こんなに繁盛しているとは思わなかったわ」
「俺は、さっき用足しに行ったんだが、あまりの綺麗さにびびったぜ」
「この時間だと、酒場はまだ空いてないかしら、駄目なら飯屋で、
情報を仕入れましょう」
「おう、賛成だ、早く飯を食おうぜ」
一行は、たまたま空いたピッツァ屋に入った、
店員に席を案内されて、座ると水とお品書きを持ってきた。
「おいおい、俺たちは水なんて頼んでないぜ」
言葉が通じるか心配だったが、店員は片言だが、
大三元語が通じるようだった。
「ああ、それはサービスと言って無料なんですよ」
「無料?」
一行は、綺麗なガラスのコップに、砕かれた氷の入った水と、
これまた綺麗に描かれたお品書きに、びっくりしていた。
絵を見ながら注文をすると、飲み物を聞かれ、
良く分らないので、お任せしたら、すぐに料理が運ばれてきた。
つづく。