401 星野暗殺計画2
俺たちは、ギルドに向かった、
最初からこちらに来ていればよかったんだが、
まあ、まあいいだろう。
俺たちは、ギルドの受付嬢に、
セブンスター・ダンジョンの詳細を尋ねた。
「セブンスター・ダンジョンですね、
あそこは、今噂になってますが、魔物は零、
階層は1階層しかないみたいですよ」
はあ? 魔物は零、
しかも、1階層しかない?
こんな案件、そこいらのチンピラが、
ダンジョンに行って、ダンジョンコア壊して終わりジャン、
ワザワザ大金払って、俺らに依頼する意味が分らない。
「おい。これはいったいどうゆう事なんだ?」
「そんなこと、俺に聞くなよ」
「依頼者に聞いておけばよかったな」
「いや、それは無理だろう、こっちとの繋がりを、
極力隠しておきたかったみたいだからな」
「まあ、行けば分るんじゃないの?」
で、どっちから行くんだ?
「南周りは、今暑いのでパス」
「中仙道も、この間の老人送り込みで封鎖されてるぞ」
「すると、北周りのジンギギスタン通るか、
一時は内乱状態だったが、両族が制圧したらしいし、それしかないか」
そんなこんなで、セブンスターダンジョンに辿り着いた一行の見たものは。
つづく。