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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第六章 夏祭り編
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399 ガエウ邸3

 「これは、何ですのほとんど色が付いていないのに、

とても美味しいですわ、特にこの料理と良く合います」


 お、好評のようだな、じゃ次の皿だすか。


 甘鯛のうろこ焼き、ポルチーニのクリームソースを、

出したところで、赤ワインに切り替えるように指示した。


 お次は、牛ロース肉のロースト、お代わり可である。

 

 案の定、ガエウの奴はお代わりを要求してきた、

奥様と子供も要求してきたが、そんなに食べられるのか?


 メイドに聞くと、領主は食うが、他はそうでもないと言う、

俺は、この後甘味を出すので、食べられなくてもいいなら出す、

と言うと、お代わりの申請はキャンセルされた。


 その後、桃のコンポートと出来立てバニラジェラート、

食後のカフェと続けて出したが、大好評だったみたいだ。


 「あなた、ずるいですわ、こんなに美味しい物を、

毎日食べていただなんて」


 「うん、そうだな・・」

 「おお、そうだ、お前の実家が金を無心に来る話はどううなった」


 あ、ガエウのやつ、うまく話を逸らして変えやがった。


 「間違っても、この料理を食べさせることは出来ませんね」

 「それでお土産は、どんな物なんですの?」


 「今、お出しした葡萄酒と、それよりちょっといい葡萄酒でいかがですか?」


 「え、これより良い葡萄酒があるのですか?」


 「人の好みは様々ですが、それよりは濃厚ですよ」


 「それで結構ですわ」


 俺は、食事会で使用した、赤と白ワインの他に、

カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツオ、

コントラーダ・ディ・コンチェニゴ コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ、

ブルックス・リースリングなどを各1ケースづつと。


 カルティエ・タンクフランセーズの腕時計を、

子供たちの分も含めてプレゼントしてやった。


 まだ、王都とかには、出回ってはいないから自慢する顔が目に浮かぶ。

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