394 美容室と中華
この星の、髪型は適当だ。
貴族の間では、髪結いというものが存在しているが、
一般人は、自分で髪を切るか、知り合いに切ってもらっている。
当然、髪型は雑になる。
それと、この星は、水が少ないため貴重なので、
風呂とかで、髪を丁寧に洗うことはしないし、
しかも水自体が、硬水なのでゴワゴワしやすい。
実際、地球上においても、ヨーロッパやアフリカは、
水が少なく、ほとんどがシャワーで洗い流す程度だ。
当然、湯を掛け流しなどをやっているところは、
おそらく、うち以外にはないだろう。
さらに、うちのダンジョンの水は、軟水だ、
だから、ゴワゴワしないし、シャンプー&リンスも、
結構良い物を取り扱っている。
うちの、お嬢様たちは、トリートメントまでしていて、
髪はサラサラ、おまけに男心をくすぐる微香までする。
とりあえず、髪結いの経験がある者を集めて、
現在練習中だ。
それと、がんばって飲食店を増やしてはいるが、
住人の増加に追いついていない。
したがって、今週末に中華料理店を2店開店予定だ、
問題は、液体物をどうするかである。
前にカレーでやった時には苦労をした、
出す場所の位置合わせが大変なのである。
そこで今回は、麺と具材、スープを別々に出す、
つけ麺タイプを選択した。
分り易くいうと、丼の中に一緒に出すのではなく、
固形物と液状物を、別々に出すという、発想の転換である。
ちなみに、今回は四川料理と広東料理である、
好評なら、他も考えよう。




