393 協会の冷蔵庫
俺は今、ダンジョン協会の総本部に来ている。
子供たちに、夏休みの旅行をさせるために、
協会から提案された、依頼を遂行に来ている。
実は、協会はイカ・タコ星人の作った、
マナ循環システムによって、管理されており、
そのマナを電気に変え、可変電圧可変周波数制御するだけである。
安定させてやらないと、地球で作られた、
冷蔵庫は、まともに稼動しない。
要望された、ビールだか、サーバーにすると、
おそらく、遠慮なく使用しまくるだろう。
そこで、缶ビールを冷やして飲んでもらう、方法にした。
今その量で揉めている。
「1日あたり、350ml缶で24本、1ケース」
「1週間で、7ケースを送りますので、それで間に合わせてください」
「いや、ヨンさんも飲みに来ると言っておりますので、
もう少し、量を増やしてもらえると嬉しいのですが・・」
「駄目です、そんなに湯水のように使われては、
こちらが困ります」
「それでなくても、今回は新しい甘味も登録しますので、
そんなには譲歩できません」
「う、仕方がありませんね、今回は譲歩しましょう」
「送る、ビールの種類に関しては、こちらに一任してもらいます」
「分りました」
「では、ダンジョン協会とセブンスターダンジョンの、
航路復活のお祝いの祝賀会をしますので、よろしくお願いします」
結局その後、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎが行われた。
この星の娯楽は少ないから、大目に見てやるか。




