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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第六章 夏祭り編
389/518

388 エリクサーの弊害

 俺は、今第2病院の会議室に来ている。


 病院院長のダイアナさんと、聖女のシュンさん、

賢者のチィツアさん、元聖女のエンゲンさんである。


 内容は、この間無料で使ったエリクサーの扱いである。


 「患者から、俺にも私にもエリクサーを使ってくれと、

いう声が上がっているんですけど」

 

 「やっぱりタダは不味かったと思いますよ」

 「どうせタダなら、上のクラスを使ってくれは必然ですから」


 「そうでなくても、難民舎なんみんセンターよりこっちの方の弁当が良いので、

やれ、気分が悪いとか、頭が痛いとかとか言って、

こっちで食事をしたがる人多いですから」


 「やはり、上級とかエリクサーは、無料治療の対象外として、

有料化にするべきですよ」


 「私もそう思う、今エリクサーの相場は1個1億ドラゴンだ」

 「少なくとも、即金で払えない場合は、

債務奴隷の契約書に署名をさせるべきだと思う」


 「分った、皆がそう言うならそうしよう」


 「ただ、エリクサーを使って、代金をそのまま踏み倒す奴はどうするんだ」

 「1億ドラゴンは、普通の一般人での返済は不可能に近い」


 「そう、それが問題なんですけど・・」


 「あのう、私は、前金を払って貰うのが良いと思います」

 「2割とか3割とか」


 「そうね、私もそれがいいと思うわ」


 「それと、妊婦なんですけど、妊娠4ヶ月位で、

入院希望者がいるんですけど、通院でお願いしますと言うと」


 『万が一早産したらどうしてくれるの』と逆切れする人いるんですよ」


 「その辺は、院長に一任するわ、あんまり酷いのは、

『他をご利用くださいませ』で断ってくれ」


 しかし、イカ・タコ星人がいなくなった理由も少し分った気がする。

 

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