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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
352/518

351 2大発明

 俺は、この星にはなかった、新しい発明を2つしている。


 1つはダンレンジで、電子レンジみたいな箱の内を、

ダンジョンマスターがダンジョン内でモンスターを作るように、


 仮想ダンジョンとして、取り扱い、

モンスターを作る代わりに、食品やら衣類やらを作っているのである。


 原理はどうなっているのかと言うと、


 従来型のコンピューターは情報を単位「ビット」の0か1で表し、

多数のビットで複雑な情報を記録、計算しているのに対して、


 量子の世界では「0と1のどちらもある」という、

「重ね合わせ」の原理を応用した「量子ビット」を使い、

圧倒的に速く計算してモンスターを作り出しているのである。


 わかりやすく言うと、量子ビット3Dプリンターみたいなものである。


 動力エネルギーは、俺の無限大にあるマナを紐付けして、供給している。


 量子ビットの同じ物が多ければ多いほど、計算は早く済み、

製造時間は短縮される、もちろん量が少なければこちらも、

計算は早く済み、製造時間は短縮されることとなる。


 もう1つは、ダンボックスである。


 ダンジョンボードをボックス状にして、上面の蓋の部分だけを、

マナ変換OFFにして、残りをONにしたものである。


 何に利用しているかと言うと、すばりゴミ箱である。


 なかにゴミを入れると、無機物、有機物を問わず、

接触部分から、マナに変換すると言うものである。


 原理は、微生物誘起腐食と良く似ており、

イカ・タコ星人が、製造した腐食量子により、マナに変換。


 しかもそのマナに変換したエネルギーを再利用して、

腐食量子に再びエネルギーを供給するという、

融合反応をおこなっている。


 しかし、腐食量子にも欠点はある、金属が溶けにくいのである、

特に核融合の最終点である鉄は溶けない。


 したがって、現在では、定期的に金属片を、

蓋を開けて回収しなければならない。


 回収した金属片は、鉄を食べるバクテリア、

ハロモナス・ティタニカエによって現在は分解されている。


 なら一緒に入れとけば、いいじゃんと思われがちだが、

ハロモナス・ティタニカエも、

腐食量子に溶かされてしまうので、できない。


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