339 好評なスーパー
話は変わって、俺のホームだ。
本来は、地元住人のためにスーパーを開店したのだが、
あまりのお客の多さにびっくりだ。
確か地球でも、中国に開店したコ○トコみたいに、
午前中で閉店をしなかっただけでも上出来だ。
やはりというか、各領主たちから、
酒の販売の要望があがってきた。
特に、葡萄酒は他で売られている物と比べて、
値段は安く、しかも美味いとあって、熱望された。
チョコレートとかビールの要望もあったが、
チョコはこれから夏なので、溶けてしまうのでやめようと思う。
缶ビールは、ちょっと考えよう。
ちなみに、今、店は一般にも開放している、招待券は最初の1日だけだ。
しかし、あいかわらず民度が低いせいか、商品は元に戻さないし、
袋を開けて食べてしまう客はいるし、万引きも多い。
おかげで自動納品システムが一部機能していない物もある、
そうなると、マニュアルで追加しないといけない。
婦人服店でも、着替えてそのまま出て行こうとする客が、
後を絶たないそうだ。
やはりというか、従業員にも不正をするものが現れた、
うちでは、まとめて買う客には、ダンボールのまま提供している。
水のペットボトルを箱買いした客の、ダンボールが、
少し開いていたので不審に思った店長が、声をかけて開けさせたら。
水ではなく、高級ワインがびっしりだった。
なにが、「重いのでレジまでお運びしますね」だ。
そうそう、スーパーの店長と副店長は獣人だ、
獣人でも差別されないと知って、うちのダンジョンに来てくれたらしい。
何かと因縁をつける客が出るだろうけど、頑張ってもらおう。
今週は、回転寿司の開店予定で、再来週は海開きだ。




