320 大三元の難民2
俺は、大三元の難民が集まっているという村に行った。
途中で、村の見張りをしている者に気づかれ、
村に入っていった。
「あなたは、この間のダンジョンマスター」
「御者から話を聞いて来てくれたのか?」
「そうだ、まず俺の基本的な考えを言っておこう」
「働かざるもの、食うべからずだ」
「俺は、言ったはずだ、馬車の護衛をしろと」
「それが、街道の途中で待っていて、食料を受け取るだけ」
「1人か2人が、リンドの町に買い物があるときだけ、
馬車に乗っていくだけだと」
「他の連中は、なぜ護衛をしない?」
「サリラからリンドに入ったところで襲われたらどうするんだ?」
「それは、この辺の不穏勢力はいない、
したがって我々が手出しをしなければ馬車は安全だ」
「それは、自分たちが不穏勢力だと言っている様なものじゃないか」
「それに、俺は人数を聞いた、後からの追加は基本認められない」
「我々に十分な食料が無ければ、また馬車を襲うしかない」
「そうならないためにも、食料を援助してくれ」
「ほう、この俺を脅すつもりか?」
「それに働く気もないということか?」
「働くつもりはある、しかし良い働き口が無いのだ」
「それで、馬車を襲撃するのが良い働き口だと?」
「おまえたち、うちのモンちゃんと一戦したいのか?」
「俺は知っているんだぜ、ダンマスはダンジョンの中では強いが、
ダンジョンの外では、マナが拡散して強くないてことをな」
「おい、みんなこいつをふん縛れ」「おおーー」
モンちゃんたちを、連れてきていなかったせいか、
俺1人なら何とかなると思ったのか、一斉に襲ってきた。
当然、俺はすべてを跳ね除けた、スタンじゃ甘いのでスカンクプーだ!
つづく。




