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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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318 御者ヨルゴス

 俺の名は、ヨルゴス御者ぎょしゃをやっている。


 今は、セブンスターダンジョンから、

リンド郡マーキ子爵様への荷物の配達をやっている。


 馬車の方は、セブンスターのダンマスが用意してくれた。


 これが結構いい出来で、大きい割りに軽くけるし、

しかも揺れが少ない、乗り心地も他より全然いい。


 荷物の積み込みを、モンスターがやってくれるのには、

かなり驚いたが、今ではもう慣れた。


 盗賊に襲われたときは、やばいと思ったが、

助けを求めたら、即来てくれたのには、びっくりした。


 しかも、来てくれたモンスターの強いのには、

驚きを通り越して、愕然とした、あまり刺激しないようにしよう。


 行程としては、サリラの町に泊まって、往復2泊3日だ。


 セブンのダンマスと盗賊で和解があったみたいで、

街道の途中で、元盗賊が待っている。


 セブンのダンマスから、渡してくれという食品を渡すと、

数人が、リンド町まで護衛してくれる。


 ヤシリギ語が話せるやつが何人かいて、俺に注文を出してきた。


 「難民の人数が増えてしまったので、もうちょっと食料を、

増やして貰えないか、ダンマスに掛け合って欲しいと」


 「おいおい、確か40人前で3日分と聞いているぞ」

 「これでも、すごい量だと思うがもっとか?」


 「水に関しては、湧き水が出る場所があるので、

その分を食料にまわして欲しい」


 「いやだと言ったら、あのモンスターと一戦するのか?」


 「それは非常に困るので、なんとかお願いをしている」


 「まあ、あのダンマス、人がいいから、言っとくけど後どれ位だ?」

 

 「百人ちょっとだ」


 「ひ、百人だと、何でそんなに増えたんだ・・」

 「わかった、一応ダンマスに報告はしておく」


 つづく。

 

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