314 魔法銃
ふふふ、俺がこんな美味しい、ドラゴン祭りみたいな、
イベントを、見逃すはず無いでしょ。
別に、俺とか、モンちゃんが出れなくても、
息のかかった人間が出ればいいだけで、勝算は十分にある。
まずは、的当て競技だが、普通は魔法の杖でコントロールして、
当てているみたいだ。
当然精神集中が必要になる、たとえば野球のピッチャーに例えてみると、
精神集中をして、ど真ん中に投げているつもりでも、
結構ど真ん中から外れる。
実際魔法大会でも、遠距離、動く標的は、なかなか当たらないそうな。
だがもしも、銃のような物なら、軸線が固定でき、
的に当て易くなるのは間違いない。
つまり狙撃型魔法銃を作ってやれば、ある程度の魔力を持っていれば、
優勝間違いないだろう。
次に、魔力を争う、魔法破壊は、バズーカ型魔法銃を作れば、
これまた、優勝間違いないだろう。
万能型の魔法の杖で、頭の中で精神集中をしてコントロールしているより、
遥かに、効率がいいはずだ。
あとは、多少の魔力を持ったやつを探すだけだ。
武闘会の方は、いっさいの魔法が禁止されている、
当然魔力を帯びた、魔剣とかの使用は不可である。
そこで考えたのが、水鉄砲である、勿論中には水でなく、
イ○ラエル軍から頂戴した、イースト&ベーキングパウダー、
通称スカンクの液体が入ることになる。
プチルメルカブタンの原液でもいいが、ちょっと強すぎる。
鎧、盾、剣どれに当たっても、すごい匂いで即効でリタイヤするだろう。
あとは、蓄膿症ぎみで、そこそこ動きの早いやつを探すだけだ。
勝った後に、そいつが如何様に非難されようと俺は知らん。




