311 ドラゴン夏祭り
話は戻って、俺のホーム、今週は水着ショップの開店、
ホテル仮営業2回目のテストだ。
水着ショップの方は、ほぼお嬢様たちに○投げだ、
値段も○投げ、商品の選定も○投げ、従業員の教育も○投げだ。
俺が口を挟んだのは、水着をもっと置けくらいだ、
幸い、難民に服装関係の人間がいたみたいで、
うまくいっているみたいだ。
ただマネキンを見るのは、みんな始めてみたいで、
これに服を着せると、わかり易くていいと評判が良かった。
こっちの世界にも、一応は水着はあるみたいだ。
俺が、もっと水着を目立つようにといったら、
女子店員が変なことを言い出した。
「水着ですか? もうすぐ夏ですからね」
「今年の、ドラゴン夏祭りはどうなるのかしら?」
ん? ドラゴン夏祭り? ドラガンダンジョンで、
水着のファッションショーでもやるのか? 俺は店員に尋ねてみた。
「あれ、星野さんは知らないんですか?」
「毎年、王都で行われる夏祭りで、魔導の部と武闘の部があるんですよ」
「なんと優勝者には、ロン様よりエリクサーが賞品として貰えるんですよ」
うーそー、俺まったく知らなかったわ、誰か教えてくれよ。
「で、いつやるの?」
「たしか、8月の第2週の日曜日が最終日ですから、
今年は8月17日最終日ですね」
う、ちょうど水着のファッションショーやろうと思っていた頃じゃないか。
俺は、詳しく調べることにした。
つづく。




