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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
311/518

310 コスタ・ベンの憂鬱

 私の名は、コスタ・ベン、スボンのダンジョンマスターをしている。


 自分の実力もよくわかっているつもりだ、

マナの多少集まりのいい場所は、たえず戦闘がおこなわれている。


 正直そんなところに、ダンジョンを作ったら、

一生懸命、働かなくてはいけない。


 そこで、ドラゴンの庇護下にあるこの地を選んだ。


 実際それは、正解であった、領主の公爵は穏便な方で、

私との相性もよく、うまくいっていた。


 ところが、流行り病により、公爵と長男が死に、

次男であった、モウラシア・ミグエルが跡を継いだ。


 ところが、この跡取りがあまり優秀でなく、

頭も弱い、だからあんな托卵女子に騙されるのだ。


 執事のロペス・ペドロがいなければ、

この国はとっくに潰れていただろう。


 欲しいものがあると、すぐ手に入れようとするし、

そのくせに手に入らないと、駄々をねる、まるで子供だ。


 今日も、ダンレンジを早く仕入れろ、

セブンスターダンジョンのマスターに催促しろと煩い。


 上級ポーションを、5個緊急で用立てて貰ったのにも係わらず、

全然支払いをしようとしない、これじゃ貸してもらえるはずも無い。


 しかし、あの星野とかいう、若造はなんなのだ?

上級ポーションも作れるし、衣類、雑貨までマナで作っているらしい、

南国で、そんなにマナがあるわけが無い、摩訶不思議だ。


 ロン様から、仲良くしておいた方が得と言われたが、

まったくその通りだと思う。


 そうだあいつ、ロン様のダンジョンの魔法陣と紐付けをしているみたいだから、

今度、うちも紐付けを頼んでみよう。



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