309 襲撃3
老人軍団の、リーダーみたいのが口を開いた。
「おいらたちだって、こんなことはしたくはねえんだ」
「大三元帝国は今苦境に立っていて、
今までならおいらたちは国に残れたんだ」
「それが、ポンシェダンジョンが潰れてから、
急激に経済状態が悪くなり」
「おいらたちみたいに、多少は国に貢献した者も全部追放されている」
「年寄りの穀潰しは要らんと・・・」
あれ? おれが聞いてるのより、状態悪いな、
まあ、嘘を言っている目じゃないし、こっちが本当ぽい。
「かと言って、人様の物を盗むのはよくないのじゃないか?」
「・・・それはわかっている、でも命には変えられねえ」
「わかった、それでお前たちは何人いる?」
「どうして、そんなことを聞く」
「お前たちが、今後馬車を襲わない」
「いや護衛することで人数分の食料をやろう」
「それは本当か?」
「ああ、嘘はつかない、リンド郡のリンド町までの道中を守るだけで出そう」
「それとも、今うちのモンちゃんたちと、運動をしても構わないが・・」
「わ、わかった、その条件を飲もう」
「それでは、手付けをやろう、何人だ?」
「全部で40人だ」
俺は40人分の食料、サンドイッチ80個、ハンバーガー120個、
水2Lペット40本、ポーション40本を渡してやった。
「言っておくが、2度目はないからな」
「それと、次回の分は馬車に積んでおくから、しっかり守るように!」
俺たちが、ホームに飛んで帰ると、婦人服店には、両お嬢様がいた、
俺が、水着を嘆願すると、生地の多い、かわいいものだけが許可された、
勿論、紐水着は却下された、苦労して集めたのに・・・。




