297 大感謝祭5
お嬢様たちに連れられて、私たちはホテルに入った。
ホテルと言われる建物は、内部もすごく豪華で綺麗だった、
しかも、なにか突起を押したら、扉が開いた。
ダンジョンのボス戦では、自動で扉が開くと聞いたことがあるが、
建物で、開くのを見たのは初めてだ。
お嬢様が乗ってと言うので、全員その空間に入った、
扉が閉まり、上に行くような感覚の後、また扉が開いた。
ギルド長を先頭に下りたので、わたしたちも続いた。
そこには、獣人の女の子がいた。
「あれ、お嬢様なんかあったにゃ?」
「ミーシャ悪いけど、ヴァレンチーナかオリビア呼んで来てくれる?」
「喫茶室でお茶したいからよろしくと」
「わかったにゃ♪」
こうして、私たちが喫茶室とか言うとこに行くと、
メイド2人が駆けつけてきた。
しばらくすると、豪華な一連の陶器が並べられ、紅茶が供された。
「あなたたちも、今日5時までは暇なんてしょ、
ここでゆっくりお茶飲みましょう」
私は、気になることを質問した、
「あの、その綺麗な服はどうしたんですか?」
「ああ、これね、星野さんが新しく開く店の服よ、今着心地とか調べているの」
そこへ、ラザロウお嬢様が「私もびっくりしてんだ、
あいつにこんな感覚的なものがあるとは思わなかった」
「私もそう思うけど、そう言われたら星野さん身も蓋も無いと思うわ」
そのあとは、女子特有の井戸端会議がつづいた、
驚いたのは、ここは領主様の別邸で、本宅は別にあるとのこと、
こんど案内してくれるらしい。