287 ホテル仮営業2
いよいよ、今日からホテルの仮営業開始だ。
元スボンの宿屋の女将マリオ・リタを中心に、
スタッフは、全部で25人に増えた。
元難民やら、アレーナ、サリラからの引越し組みもいる、
マイケル&ミーシャも入れれば、27人か。
今回は、サリラのギルドと支部には、券は配っていない、
最大でも20名しか来ないので、この人数で足りるだろう。
ランチバイキングで、何回も来ているから、
トイレの説明は要らないだろうけど、問題は風呂だな。
どうせ、ディナーバイキングで浴びるように飲むんだろうから、
食後の入浴は、ちょっと危険か?
「リタは、入浴何時がいいと思う?」
「絶対に食事を先にすると思いますよ」
「そうだな、酔った客は、そのまま部屋で寝てもらって、朝風呂にぶち込むか」
「まあ、臨機応変にやるしかないな」
そうこうしているうちに、ギルドの面々が到着した。
あれ、ちょっと早くない? ギルド営業17時までだよな?
ギルド長って、子持ちだったんだ、スィート用意しないと。
リタと、うちの従業員が勢ぞろいして、ロビーで頭を下げている、
よしよし、まずまずの教育だな。
ホテルのフロントで、ちゃんとチェックインしている、
ちなみに、うちのホテルは、カードキーだ。
万が一、停電でも、UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)を、
導入済みなので、大丈夫だろう。
しかし、初日で20人全員来たのかよ、明日暇ジャン?
希望者だけ、明日も泊めてやるか、そうしないと練習にならんし。
こうして俺は、ディナーバイキングの用意をした。