283 ハイブリッド2
続いては、黒猫のタンゴさんのとこだ。
行って見たら、ダンジョンが拡張されて、地下2階までになっていた。
俺が行くと、勿論大歓迎された、戦況の方を聞いたら、
なんでも、アニベロスVSアチアクロ・リガンハ連合軍が戦争中だそうだ。
アニベロス軍のノバク将軍が、今回の責任はアチアクロ・リガンハの、
両教会が、水を守れなかったためと非難をしたからだ。
黙っていられなかった、教会がアニベロスを罵倒したことにより、
もとから、あまり仲の良くなかった3国は戦争に突入してしまったとのこと。
俺は、とりあえずダンレンジを取り出して説明してやった。
もちろん、こちらにも2個の特殊弁当がある。
黒猫さんは、猫がベースなので、ミーシャが好きなタイプを補充した。
特上海鮮丼/鰹節/本枯節添えと、
特上いくら丼/鮭節/華ふぶき添えである。
この2種類は、生なのでダンレンジで作ったあとは、
出来るだけ速やかに食べるように説明した。
早速食べてみたいと言うので、特上海鮮丼のボタンを押して出してやった。
丼の端にある、緑の山葵と、お魚さん醤油は好みでつけてくれと言ったら。
全然いらないとのこと、鰹節をかけるともっと美味くなったと大喜びだ、
好みも、うちのミーシャとまったく同じだった。
一応、番号のついた写真つきメニューも渡してやった、
あとは、連打マンで、魔石がなくならないことを祈ろう。
俺が、ホームに戻ってくると、セルゲイさんからお礼の連絡が、
入っていた、「なんか本国より美味い気がする」とか。
後は、公爵からの催促と、ドラゴン教会からの貸し出し要求だ。
そんなものは、知るか、フン!!