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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
281/518

280 スボン孤児院

 俺はスボンの孤児院に足を運んだ。


 途中評判を聞いたが、あまりよくない。


 飲食店の前で、客の食べ残しを狙っているとか、

 目を離した時に、物を盗んでいくとか。


 とりあえず、場所を聞いた俺は、スボンの孤児院に来た、

 建物の外観は、まともだが、中は暗い。


 院長みたいな人が、出て来た。


 「子供たちが、またなにかしでかしたんでしょうか、申し訳ございません」


 俺は、まだなにも言ってないのに、謝られた。


 中に、数人の子供がいたが、かなりやばい状態だ、

 俺は院長に言って、体力が落ちている、ポーションを飲ませろと言って、

 中級ポーションを渡した。


 俺が、治療をしていると、子供たちが泣きながら帰ってきた。


 泣いている訳を聞くと、屋台の前で、客のおこぼれに有りつこうとしたら、

 屋台の店主に、営業の邪魔だと、なぐられたらしい。


 俺は、これはやばいと思い、院長と交渉に入った。


 「俺は、セブンスターダンジョンのマスターで、星野敬太という者だ」 

 「カロレ・コスタという、女性からの嘆願で、子供たちを助けに来た」


 「率直に言う、俺のダンジョンに来い、飯を食わしてやる!」


 「お噂は、私も聞いております、ただ、もうそちらに歩いていく行く体力と、

 お金もありません」


 「なに、魔法陣でいっぱつだ、子供たちはここにいるので全員か?」


 「はい、そうです」


 「よし、貴重品だけを持って、あとは残していけ、必要な物は向こうで用意する」


  俺は、俺のホームに繋がる、魔法陣を作った。


 「飯を食いたいものは、この魔法陣に入れ、身体の弱っているものは、

 しょうがないから、俺が抱きかかえた」

 

 こうして、孤児たち全員が俺のダンジョンに転移した。


 いきなり飯を食わせて、胃痙攣を起こされても困るので、

 まずは、ポーションを飲んでもらい、胃が回復した頃食事だ。


 タチアナお嬢様がきて、後は任せてくれというので任せた。

 寄宿舎も増設してあるので、これで大丈夫だろう。


 その次の朝、スボンでは、孤児院の全員がいなくなったので、

 集団自殺をしたとか、神隠しにあったとか噂が流れてきた。


 あの公爵のことだ、気にもとめまい。

 

  

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