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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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278 領主との相談

 王都を後にした俺は、ホーム、セブンスターダンジョンに帰ってきた。


 俺の方が、領主より早いだろうと思ったが、ほぼ一緒だった。


 俺が、学校とか孤児院を見ている間に、ドラガンにダッシュしたのだろう。


 三人で開口一番「「「疲れた」」」


 「俺が、料理出しますから、いっぱいやりますか?」


 「おお、そうしてくれると助かる、料理はこっちの方が遥かに美味いからな」


 俺は、前菜の盛り合わせ・コンソメスープ・海老とホタテのポワソン、

 マンゴのソルベ、仙台牛のサーロインステーキ肉、ガーリックソース 、

 デザートの盛り合わせを順に出す予定だ。


 ビールかワインどちらにするか聞いたら、ワインと言うので、

 今日、王様に献上した、赤・白ワインを出す予定だ。


 値段からすれば、十分に美味しいと思う。


 「しかし、向こうからおねだりしてきたのに、

 わざわざこちらから、出向いて献上しなきゃならんのです?」


 「まあ、そう言わないでください星野様、このセバスも行きたくはありません」

 「貴族社会の慣わしですから、仕方がありません」


 「わしも、いつダンマスがいつ切れるが心配でしようがなかったわい」

 「それにしても、このワインは美味いな、疲れが飛んでいくようだ」


 「どうせ、このワインも美味いから、また献上しろとくると思いますよ」

 「カレーとの相性は、いまいちですけど」


 「いずれにしろ、王都への商人の伝手は欲しいとこですね」

 

 海老とホタテのポワソンを食べ終わったので、口直しに、

 マンゴのソルベを出してやった。


 「これは、甘くてもすっきりしているな」


 疲れているので、ちょっと油の多い仙台牛を、ガーリックソースと、

 赤ワインで、強引に胃に流し込む。


 「わかりました、このセバスが王都に顔が利く商人を探しましょう」


 プチデザートを食べて、王都の愚痴り会は終了した。


 ちなみに、孤児院にダンジョンインゴッド小を5本置いてきたのは内緒だ。

 

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