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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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277 学園と孤児院

 王都の学校は、石造りで3階建てだった。


 聞くところによると、生徒は貴族か商家のボンボンらしい。


 読み書き、計算、剣術、魔術を教えているらしい、

 特にこれといった、見るところもなかった。


 教師が、俺と騎士団長に気がつき、声を掛けてきた。


 「騎士団長、何か御用ですかな?」


 「特にないのだが、私の知人が学校を見たいというので連れてきた」


 「左様ですか、丁度魔法の授業をやっているので見ていかれるがいい」


 確かに、魔法で的当てをやっていた、何故だか魔法を披露した学生は、

 どうだ俺すごいだろうと、誇らしげにしていた。


 「どうですかな、そちらの御仁もやられてはいかがですか」

 

 俺は、逃げようと思ったら、騎士団長が、


 「わたしもロン様直伝の、魔法を見てみたい」とか言い出した。


 おいおい、俺、ロンから魔法とか習ってないぞ、

 そりゃダンマスは全員魔法使えるけど。


 まあ、いいか子供たちの勉強にもなるし、ちょっとぐらい見せても、


 「あの的に当てればいいのですか?」


 「そうですよ」


 そうだな、ファイヤーボールよりアローの方が派手か?


 「ファイヤー・アロー」10本の火の矢が螺旋状にねじれながら、的に命中した。

 ちょっと、威力が高かったのか、的は木っ端みじんこになってしまった。


 教師も騎士団長もびっくりしている、なぜ?


 「あなた、魔法の杖は?」

 

 あ、そうか、一般人は魔法の杖とかで増殖してやらないと、魔法出ないんだっけ。


 「騎士団長、時間がないので、早く孤児院に行きましょう!」


 騎士団長に連れられて、孤児院に来ると、ちゃんとした石造りで、見かけは悪くなかった、

 だだ、大きなズタ袋のような服と、素足にはびっくりした。


 衛生状態も良くなさそうだし、食糧事情も悪そうだ。


 院長に、支援を可能かと聞いたら、このほかに3箇所孤児院あり、

 大体が4、50人いるそうだ。


 露骨に孤児院を支援すると、王都のプライドもあるだろうから、

 帰ったら、うちの領主と相談するか。

 


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