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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
272/518

271 モルゴンの復興

 話は、ふたたびモルゴンへ。


 一時、州公に避難していたモルゴンの住人は、ふたたび母国に戻ってきた。


 しばらくは、森が再生されるまでは、食うのにも困ると思われたが、

州公大飯店の大浩宇が、炊き出しをしてくれているので、飯にはありつける。


 しかも、その炊き出しが、めちゃくちゃ美味い、

前の生活で食べていたものより数段上だ。


 しかも、今回攻めてきた、ジンギギスタンは、負けた腹いせに、

賤族に罪をきせて、処分しようとしたが、気がつかれて、

賤族が移民化してしまい、内乱状態らしい。


 アルゴンダンジョンに、クンリョウマスターも戻ってきて、

ポーションとか魔石の供給をしてくれている、

思ったよりも復興は早いかもしれない。


 「それにしても、噂には聞いてましたが、ダンレンジすごいですね」

 「本当に、魔法の壺だ、よく借りれましたね大浩宇様」

 

 「そうだな、ただ借りていられるは1年間だけだ、

 それまでに復興の道筋をつくりあげないといかん」

 

 「そうですね、それにしても、このシュウマイ弁当は、本当に美味しい」

 「こんなに美味しいのは、王都の料理人でも難しいのでは?」

 

 「ああ、まったく星野様様だ、それにいくつかの復興の助言もしてくれた」


 「森の土を田畑に蒔けと、なんでも腐葉土とかいうらしく、

 作物の育成が早くなるらしい」


 「あと秋に、赤く染まる葉の木を確認しろと言ってたな、

 楓とか言う木らしく、冬にかけて木に穴を開けると蜜が出るらしい」


 「そうそう、この弁当に入っている、白い飯は、

 水がかなりいるから栽培は難しいと言われた」

 「ちょっと残念だな」

 

 「まあ、こんだけ美味いもの食わしているんだ、

 彼らにもがんばってもらわないといかんなあ・・・」


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