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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
264/518

263 州公侵攻

    アルゴン領 ジンギギスタン陣営


 大三元帝国、アルゴン領は、大三元中央が撤退をしてしまい、

完全に、ジンギギスタンに占領され、ジンギギスタン・アルゴン領になってしまった。


 しかし、元から侵攻の噂もあり、州広が途中から国境を閉じなかったことから、

かなりの人が移住をしてしまい、あまり人民は残ってはいなかった。


 インチョキ教だけは、シャンヒー教に勝ったと大喜びだが、

これからの運営が大変だ。


 本来豊かであるはずの森林資源が。度重なる戦火により壊滅状態にある。

選択肢は、おもに3つ。


 ※ この勢いに乗じて、一気に大三元帝国中央を叩く。

 ※ 大三帝国に臨時停戦をもちかけ、モルゴンに橋頭堡建設。

 ※ モルゴン自体に旨みがないので、撤退する。


 結局占領したのに、撤退は嫌だと、インチョキ教が頑なに抵抗し、

かといって、大三元帝国中央を叩くだけの、資金も兵糧もない、

とりあえず、モルゴンに橋頭堡建設になった。


 そこへ、州公の突然の侵攻である、正直州公が責めてくるとは思わなかった。


 いざ戦って見ると、強いのなんの、特にこちらからの射程外から、

バンバン魔法を打たれて、打つ手がない。


 こちらは、被害甚大なのに対して、向こうは、たぶん被害無しだ、

しかも向こうが絶対有利なはずなのに、積極的に攻めてこない?


 急遽我々は、作戦会議を開いた。


 騎士団長  「私は撤退を進言する」


 筆頭大魔導師「我らは、魔力では負けていないが、

        どうやらやつらは、かなりの上級魔石を使用しているみたいだ」

       「我らに、同等の魔石が供給されれば、互角以上に戦えるが、

        それが叶わぬ場合は、我らも撤退を進言する」


 インチョキ教「まともに一戦もせず、撤退などしたら我らの沽券に係わる、

        魔石に関しても、そんなに上級魔石は持っておるまい」

       「とりあえず一戦してみて、数と士気で押し切ってはどうかな?」


 騎士団長  「士気で押し切る? どうやって?」


 インチョキ教「なあに、簡単なことよ、賤族のやつらに、働きによっては、

        常族に階級を上げてやると言えば、やつら死に物狂いで戦うでしょう」


 筆頭大魔導師「そんなこと言って大丈夫なのか?」


 インチョキ教「働きを評価するのは、我々です、勝ったら数人上げてやれば、

        文句も出ないでしょう」

       

 騎士団長  「わかった、それでは我々は突撃しよう、

        ただし私が、撤収を提案したのを忘れないで欲しい」

 



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