256 大浩宇
俺は、しょうがないので州広の州広大飯店に飛んだ。
俺は、州広大飯店の中に入り、ちょっと偉そうなのに声をかけた。
「俺は、星野というものだが、大浩宇さんはいらっしゃるかな?」
その男は、怪訝そうな目で俺を見て、
「なんのようだ」
「ジンギギスカンの件で、星野が来たと言えばわかる」
男は、不満そうな顔をしながら、奥に入っていった、
奥から出てきたら、表情を変えて、
「お待たせしました、主人がお待ちなのでどうぞ奥まで来てください」
ときたもんだ、何回か来る事になるかもしれないから、
顔を覚えてくれると良いのだが。
「どうも星野さん、そろそろ来てくれるかとお待ちしておりました」
「こっちも、まさかこんなに早く来る事になるとは思わなかったよ」
「で、州広はどうするつもりなんだ?」
「大三元中央がアルゴンに残っている段階で、助けると」
「良く応援に来てくれた、礼を言うで終わりでしょうから、
中央が完全撤退をした後、書簡を贈り、ジンギギスカンに宣戦布告になると思います」
「だだ、上級ポーション、☆☆☆☆の魔石が現在ないので、
クンリョウさんから回してもらうと、助かるのですが・・・」
「どれくらいの量がいる?」
「上級ポーションは20個位、☆☆☆☆の魔石は10個位でしょうか?」
「わかった、それで一つ聞きたいのだが、ジンギギスカンの噂は本当なのか?」
「賤族は人権がないとか、他国への借金は踏み倒すとか、歴史を捏造してるとか」
「人気商品を勝手に複製して、これは俺が作った商品だとか」
「よくご存知で、うちもあそこには辛酸をなめさせられましたからな」
「あそこは、王家、武官、文官以外は人と思われておりません」
「そうか、よくわかった、それでポーションはいつまでにいる?」
「できるだけ早急にお願いします」
「では、俺が今用意してやろう」と言うと、上級ポーション20個と、
5種2個づつの魔石が用意された。
「動きがあったら、またくる」と言って俺は、ホームに帰還した。