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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
249/518

248 協会の懸案

 ダンジョン協会に、一つの書簡が送られてきた。


 送り主は、大三元帝国州広からである。


 書簡の内容は、大三元帝国が崩壊した場合か、

当方がモルゴンを占領した場合は、ダンマスを戻して欲しいとの内容である。


 協会としても、モルゴンのダンマス、クンリョウの扱いに苦慮していた。


 年末に、新年度のダンマスを召還すれば、当然あの場所を欲しがるだろう、

実際、はずれだった、昨年度のダンマスからは、移転申請が出ている。


 クンリョウさんだけを、特別扱いすることはできない、

そこでクンリョウさんに聞いたら、大三元帝国州広とは裏で取引をしており、

戻っても構わないとのことだった。


 問題は、了解したという趣旨をどう伝えるかだ、

もちろん書簡で返すことは出来ない。バレたら大問題になる。


 そこで考えられたのは、モルゴンの孤児院の院長にその旨を伝え、

大三元帝国州広の知り合いの商人に、その趣旨を伝えると言うものである。


 で、問題のモルゴンの孤児院の院長は、今どこにいるのかと言うと、

そう、セブンスターダンジョンにいるのである。


 とりあえず、星野さんに連絡をしてみましょう。


      ★  ★  ★


 その頃、大三元帝国中央は、衰退の一途をたどっていた。


 元から中央には、それらしい地場産業がない、

あるのは世界一と自負する教会があるだけだ。


 その教会が、まったくポーションを入手できなくなってから、

病気とかの治癒が思ったほどできず、また勇者の件もあって、絶賛崩壊中である。


 そのくせに、贅沢をやめられず、貯蓄を食いつぶしている状態である、

神に祈れば、そのうち改善するとでも思っているだろうか?


 地方からの納税も現在止まっている、

独立宣言をしているファン・ゴンをなんとかしないと納税はしてこないだろう。


 そろそろ私も身の振り方を考えた方が良いかも知れない、

最近話題の、セブンスターダンジョンに行ってるのもありか?



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