247 給料
私の名は、ウエア・ジョシュ、セブンスターダンジョンで、
アメリカ系と呼ばれる、ピザ屋をやっている。
最初ダンジョンマスターから、月20万ドラ位で、
売り上げに応じて給料を上げると言う話だった。
実は、この売り上げに対していくら上がるかという、
細かい取り決めは一切していなかった。
難民である私たちは、とりあえず寝る事と食事が出来ればと思っていた。
ところが、何でも領主と相談の上で歩合で給料が出る事になった。
領主が絡んでくると、よほどの悪条件でない限り拒否できない。
店舗の場合は、月末で閉めて、翌5日に支払いらしい。
先月は、無料2日営業6日休暇2日で、一日平均で20万ドラ、
先月は約120万ドラの売り上げがあったことになる。
で、本日が給料日で32万ドラが、私たちに手渡された。
計算方法は、原価を除いた、利益の6割を領主、
1割を店舗主のダンマス、そして残りの3割を自分たちらしい。
ちなみに、ダンマスのマナで作られている原価はとりあえず、
売り上げの1割らしい。
私には、詳しいことは、よくわからないが、
どうやら売り上げの27%が私たちに来るらしい。
はっきりいって、まさか1週間位の営業で、こんなに貰えるとは思わなかった。
ダンマスに確認したら、この売り上げなら、
お2人には月100万ドラ位渡せそうだと、1人で50万ドラである。
私は、嬉しさのあまり、難民センターで、弁当を受け取る際、ちょろっと喋ってしまった。
そこから難民センターが大変だったらしい、そんなに貰えるなら俺もやると・・・。