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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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229 問題発覚

 「タンゴ様、あのような方が同期とは、運に恵まれましたな」


 「そうね、彼のおかげでマナの量も増えたし、美味しい物もたべられたし」

 「当分向こうも攻めてはこないでしょうから、その間に体力整えないと」


 「しかし、魔王が彼のところにいるとはびっくりしましたな」


 「そうだね、他のモンスターも強そうだったし」

 「正面からぶつかっても、勝てたんじゃないかな?」


 「だぶんそうでしょが、彼はやらなかった、お優しい方です」


 「そうだね、これからも彼とは仲良くしていこう」

 「美味しい物も食べたいしね」


 ダンジョンに帰った俺は2つの問題をかかえていた。


 1つは、アレーナ商工会に卸した、商品が店売りで10倍もした問題である。

あれほど、ボッタは止めろと忠告したにも係わらずである。


 普通返品可の商品は40%位なのに、1000%である。

当然クレームも上がってきた、ランタンが壊れたとか。


 実際壊れたとされる、ランタンをみると、単に電池切れだった。


 俺が持ち主に電池を入れて説明をすると、店の説明ではそんなことは言ってなかった、

逆にこれは魔法のランプで、魔石もなしで光輝くと言って売られてたらしい。


 勝手に脳内変換しゃがって。


 俺は、セバスチャンを通じて、商工会を呼びつけた。


 「俺、ちゃんと、ランタンの説明したよな、

それがどうして永遠で光る魔法のランプになるんだ」


 「それは、店が勝手に売り易いように文句を変えたわけでして・・・」


 「それと、そんなには高く売るなよと、俺は言ったはずだが」


 「それも店と相談をして、どうせ返品できるなら、

とりあえず最高値で売ってみて、売れなければ値段を下げてみよう、

それでも残れば返品すればいいじゃないか」ということでハイ。


 「それで、売り文句が良くて、ほとんど最高値で売れてしまいましたか?」

 「もう、いい、お前のところには、売らん」


 「それだけは、ご勘弁ください、あれだけの宝の山を見て放っておくのは・・・」


 横から、セバスチャンが割り込んできた、

「彼らにもう一度だけ機会を与えてはどうですか?」と。


 「わかった、明日朝ホテル前に、商品を用意しておこう」

 「原価もその時に教えよう、次の機会はないものと思ってくれ」


 

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