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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
227/518

226 見張り

 「くそ、くそ、くそ、本当にどうなっているのだ」

 「この、かぐわしい匂いはなんとかならんのか?」


 「あと500m位後退すれば、匂いの方は何とかなると思うのですが・・・」


 「よし、陣を500m後退させる」

 「それで原因は突き止められたのか?」


 「それが、前線に行ったものだけが腹を壊し、

本陣の者は誰も腹を壊しておりません」


 「原因がまったくわかりません」


       ★  ★  ★ 


 その頃くじ引きで負けた、ミノタウロスの松坂は拗ねていた。


 「やっぱ、俺って運悪いよな・・・、向こうに攻めに行こうかと思ったけど、

さすがに、く○まみれの草原を走っていくのは、いやだなあ」


 「でもあいつら、攻めに戻ってきたら、あそこ通るんだよなあ」

 「綺麗好きの俺としては、許せないから、ファイヤーボールで焼却だな」


 その頃、ダンジョンの中では、酒はないが立食のパーティが始まっていた。


 「この度は、応援誠にありがとうございます、もぐもぐ」

 「でも、どうして退却したのでしょうか、ばくばく」


 「さあ、きっと腹でも痛くなったんじゃないでしょうか?」

 「あ、これも美味しいですよ、ローストビーフて言います」

 「みなさんも、遠慮なさらずに食べてくださいね、在庫はたくさんありますから」


 「それで、ケガ人はたくさん、いるんでしょうか?」


 「国境の村の住人は、危険を感じて、真っ先に逃げ出しました」

 「行ったら,もぬけの殻でびっくりしたんじゃないでしょうか?」

 「多分ケガ人はいないと思います、むしゃむしゃ」


 一方外では、「松坂さんお疲れ様でした、見張り交代しましょう」


 「おお、ツーチェか、すまんな、変わったところと言えば、

敵の陣地がさらに後ろに下がったことくらいか」


 「ん、後方で人の気配があるな、獣人も混ざっているようだ」


 「私が、上から確認してきましょう」


 「どうやら、味方の援軍のようです、数は200名くらいでしょうか?」


 「わかった、マスターに報告してこよう」


 ミノタウロスの松坂がマスターに「後方より味方と思われる軍勢200が来訪に来ました」


 「ご苦労様、まだ料理はあるから食べてね」


 黒猫のタンゴが「そちらは、私が対応しましょう」と言った。


 つづく。



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