224 応援戦
俺のところに、一通の連絡が来た。
送信者は、黒猫のタンゴというダンジョンマスターからだ、
なんでも同期らしい。
あ、そういえば猫の獣人がいたな、彼女か?
なんでも、人類至上主義の隣国に攻め込まれそうだから助けてくれか。
うちの、モンちゃんたちにも、それを話した。
「それで、どうするんですか、わたしらはマスターの判断で動きます」
「俺は、この星は人類だけのものとは思っていない、
だから要望があれば助けに行く」
「別におまえたちが、いやだというなら、いかなくてもいい」
モンちゃんたちからは、歓声があがった。
「我々も、ぜひお供させてください」
どうやら行きたかったようだ。
次の連絡が来たのは、バイキングが終わった、月曜日だった。
「黒猫のタンゴです、隣国アニベロスが攻め込んできました、
応援よろしくお願いします」
「皆の者出陣じゃ」「おおー」
こうして、俺とモンちゃん軍団は、パローロダンジョンへ向かった。
★ ★ ★
「まず先に謝っておくわ、コンちゃん、つたないマスターでごめんなさい!」
「何をおっしゃいます、まだ負けた訳ではありません、我が命最後まで勤めさせてもらいます」
その時、魔法陣から人が上がってきた。
「いや、お待たせしたかな? これからうちのモンちゃんも来るからよろしくね」
あなたは、もしかしたら星野さん、返事ないから来ないのかと・・・。
「あ、そういえば返事忘れてたわ、ごめんごめん」
その後も、ぞくぞくとモンスターが現れた、しかもオーラが違う、
なんと信じられないことに、魔王まで現れた。
「それで、戦況はどうなっている?」
「現在的は、国境の村を侵略後、こちらに向かっているみたいです」
つづく。