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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
219/518

218 甘やかせる訳には

 俺は、元勇者一行を見つけて、すぐモンちゃんたちに、

モンスターハウスに隠れろと指示した。


 どうせ、2,3日で帰るだろうと思ったが帰ろうとしない。

ここには、魔王はいないみたいですよ、と言っても帰ろうとしない。


 当方に利益がないばかりか、かえって害になる元勇者一行をなんとかしたい。

モンちゃんたちも、はやく外で、サッカーやりたいとか文句言ってるし・・・。


 同じく、領主もうっとうしい伯爵に早く帰って欲しいらしく、

侯爵の従者に帰れコールをしているが、全然帰ってくれない。


 そりゃ、毎日酒飲んで、美味いもの食って、仕事しないんじゃやめられないよな。


 仕方がない、俺の方でなんとかするか?


 元はと言うと、ヨンのやつが悪いんだから、あいつに尻を拭かせよう。


 俺は、ドラガンダンジョンに向かった。


 ちょうどヨンが留守で、ロンがいた。赫々云々説明をすると、


「用は、なんたら侯爵を王の命令で、帰還させろと、

それとじゃまな元勇者一行をドラガンに送るから遊んでやって欲しいと」


 「しょうがない、元凶はヨンが悪いんだから協力しよう」


 「こちらからの要望じゃが、最近協会に行くと白い目で見られるんじゃ」


 「デザートを食いすぎると・・・それで数を増やしては貰えんか?」

 「あと、あのカレーとかいうのも食べられるようにしてくれると嬉しいんじゃが」


 「わかりました、後は任せますね」


       ★  ★  ★ 


 「理事長、星野さんのとこの御飯、美味しかったですね」

 「なんとか屁理屈を言ってまた呼び出せないですかね」


 「ダブラスさん、その屁理屈を考えてください」


 「バリビューン理事長、星野様がお見えになりました」


 「へ、噂をすればなんとやらですか?」


 「本日は、どのようなご用件でしょうか?」


 「ロンのやつに、デザートの数量を増やして欲しいと言われたから来た」

 「あと、カレーも食いたいというから、ダンレンジも増設する」


 俺は、デザートのダンレンジの1日の数量を40個から80個に変更した。


 カレーの方は、甘口、中辛、辛口、激辛の4種類、ベースはビーフとポーク、

 ライスかナンを選ぶことが出来る。

 オプションでポークカツ、ルー増量を選べるようにした、これで十分だろう。


 

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