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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
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217 シルバ侯爵2

 食事が終わったあと、旅の疲れもあるでしょうからと部屋に案内された。


 部屋は、とても豪華で、なかには何か分らないものまである、

食べ過ぎて、もよおしてきたので、用足しを聞いたら、部屋の中にあると言う。


 俗に言う、おまるで用を足すのかと思ったら、違うらしい?

ちょっと小さな部屋にある、水をはった穴が空いている椅子に座って用を足すらしい。


 もう流石に我慢しきれない、言われた通りに用を足すと、

執事が「左にある巻紙で、お尻を拭いて水と一緒に流してください」という。


 巻紙これか? なんと柔らかく上質の紙だ、尻を拭くのが勿体無い。

この紙は、どうするのだ? 一緒とか言っていたな。


 執事が、「その巻紙の横にある、銀の突起物を押し込んでください」と言ってきた。

突起物を言われた通り押し込むと、水が流れ、私の出したものが無くなった。


 これは、魔導具の一種か? 我が家にもぜひとも欲しい!


 寝具も椅子も、適度な柔らかさと、硬さがあり、横になってみたら寝心地もいい。


 しばらくすると、なにやらけたたましい音がした。

どうやら旅の疲れが出て、眠ってしまったようだ。


 扉が叩かれる音がした、「ご夕食の」用意が出来ました」

私が扉を開けると、そこには執事が立っていた。


 「ご夕食の」用意が出来ました、よろしければお待ちしておりますので、

ご一緒に2階まで参りましょう」


 案内されるがままに、ついていくと、昼とは違う部屋に案内された。


 そこには領主が待っており、私に着席を勧めてきた、

私が座ると、領主も座り、料理が運ばれてきた。


 領主はエールを飲むというので、わたしも同じものにした、

飲んでみて、びっくりした、コク、キレ、香りどれも王都で飲むエールとは別物だ。


 ぶどうの酒も美味かったが、このエールも負けずに美味い、何なんだここは!


 昼とは違い、料理は少しづつ運ばれてくるようだ、料理も中盤?の時、

船の器に盛られた、生の魚が目の前に置かれた。


 生の魚など食べて大丈夫なのか? 領主が言うには、この黒っぽいタレに、

緑色の物を少し溶かして食べると良いと言い、自ら食べて見せた。


 領主にいわれるまま、一口食べてみた、美味い、生臭さもないしこのタレと良く合う。

領主が自慢げに、この緑の物は「わさび」といいまして、腹痛防止になると言ってきた。

そんな物があるのか・・・。


 その後も料理は出てきて、最後に菓子で終了となった。


 どれもこれも美味くて、これではどちらが田舎者かわからなくなってしまった。

世の中は広いものだと認識をした1日であった。


 


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