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ミニマムはマキシム  作者: 特技は穴掘りナノ
第五章 大三元帝国
216/518

215 領主の挨拶

 馬車から降りた、セバスチャンが領主の元に駆け寄り話をしている。


 ホテルからは、メイドが出てきて、馬車の扉を開けて、頭を下げている。


 馬車から降り立った一行は、ホテルを見て、ぽかんと口を開けて呆けていた。

まさか、南国のど田舎に、王都顔負けの建物があるとは思わなかったんだろう。


 セバスチャンが、目配せをすると、メイドたちが視察団一行をホテルに招きいれた。


 「ようこそ参られました、私が領主のアレーナ・ジョゼ辺境伯でございます」


 「我が今回視察に参った、ガエウ・シルバ侯爵である、出迎え痛み入る」


 「わざわざ遠方までお越し頂きありがとうございます」

 「お疲れのようでしたら、すぐにお部屋をご用意いたします」

 「お食事がまだのようでしたら、只今バイキングをやっておりますのでよろしければ」


 「バイキング?」


 「田舎料理を並べたものでして、お口に合うか分りませんが、結構人気があります」


 「そうだな、少し小腹も空いてきたので、

そのバイキングとやらを視察するのも良かろう」


 セバスチャンが俺の元に駆け込んできた、視察団に侯爵がいるとのこと、

万が一の事を考えて、一般客に後方の席に行くように案内した。


 一生懸命、セバスチャンとメイドが料理の説明をしている。


 侯爵たちは、料理の種類の多さと、量に圧倒されている。

特に料理をしているところが生で見れる、ライブキッチンにはびっくりしたようだ。

ブランデーを垂らして、フランベしたときは、「おおー」と感嘆の声をあげていた。


 伯爵視察団は、VIPルームへ、元勇者一行は、手前の席に座り食事を始めた。


 俺は気がついた、あいつらファン・ゴンにいた勇者の片割れじゃないか?

まさか、うちのモンちゃんを探しに来たわけじゃないよな?

まあ、来ても返り討ちに遭うだけだろうが、会わせる訳にはいかんな。


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