204 元勇者一行3
「俺たちそういえば、パーティー名決めてなかったよな」
「チェンシーとその仲間たちはどうだ」
「チャウシー・ヨンガイでどう」「意味は勇者を超えるものよ」
「さすがは、大聖女様、わたしもそれでいいと思います」
「名前も似ているし、俺もそれでいいわ」
「で、俺らチャウシーは、セブンスターダンジョンまでどうするかだ」
「途中の、スボンまでは、ダンジョン経由でいけるみたいだ、
ただ4人だと、魔石2個位かかりそうだ」
「ポンシェの作った魔石は、級が低くて、並だからな・・・、
ドラガンの最上級なら1個でおつりがくるのに・・・」
実は魔石は、直接協会から送られてくるのではなく、
魔石セットみたいのが送られてきて、ダンマスが練成をするのである。
当然、火の魔石を作るのが上手いダンマスもいれば、
水の魔石を作るのが上手いダンマスもいる。
さらに魔石からモンスターを練成する際にも、魔石の級が高いほど、
強い賢いモンスターが出現する。
ドラガンの魔石なら、通常並みの8倍から16倍で取引されており、
さらに出回ることはめったにないが、空の王者の風の魔石は、
さらに2倍から4倍の値がつくそうだ。
ドラゴン神教団の持っているとされる、風の魔杖は、すごい威力があると噂されている。
「まあしょうがない、まずはスボンへ行って、
後はアレーナまで船で2日、この予定で行くことにしよう」